3日、一般公開が開始された東京モーターショー11。カロッツェリア部門のブースでは、「D Art」が出品した新型三輪EVが目を引いた。
岐阜県に2007年に設立されたD Artは、工業製品を中心にデザイン、モデル製作、設計、データ化、量産化などを行うベンチャー企業。日本初のリバーストライク、『HAGANE』(鋼)の製作と販売を行っている。
そんなD Artが、今回の東京モーターショー11で初公開したのが、三輪EVの『スタイル』。その最大の特徴は、折りたたみ可能なコンパクト設計にある。同社によると、駐車スペースは一般的な車の約10分の1で済むという。
モーターやバッテリーの詳細は公表されていないが、最高速は70km/h。三輪でありながらコーナーで車体を傾けて操縦できる「3輪+リーン機構」により、高い安定性と操作性を追求した。
また、スマートフォンと連携した車両情報の表示や、独自のスタイルコミュニティネットワークを通した情報交換が可能。未来を見据えた都市型EVを創造した。
同社は、「クリーンエネルギーを用いた新しい形のスマートモビリティEVを提案する」と説明している。