チャイルドシート無積載のクルマが出会い頭衝突、乳幼児2人死傷

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2日午前11時ごろ、愛知県一宮市内の市道で、交差点を進行していたワゴン車と乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。ワゴン車は民家のブロック塀にも突っ込み、後部座席に同乗していた乳児が死亡。運転者を含む3人が重軽傷を負っている。

愛知県警・一宮署によると、現場は一宮市大和町戸塚西浦付近で信号機の設置された交差点。ワゴン車の右側面部に交差道路を進行してきた乗用車が衝突。ワゴン車は道路左側の路外に逸脱し、民家のブロック塀などに突っ込んだ。

双方のクルマは中破。ワゴン車の後部座席に同乗していた生後4か月の男児が投げ出され、全身強打が原因でまもなく死亡。1歳の男児が意識不明の重体。運転していた稲沢市内に在住する22歳の女性と、助手席に同乗していた21歳の男性、後部座席に同乗していた16歳の男性が打撲などの軽傷。乗用車を運転していた一宮市内に在住する66歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

ワゴン車にはチャイルドシートが積載されておらず、死亡した乳児は後部座席に固定されない状態で置かれていたカゴ(幼児用簡易ベッド)の中に寝かされていたものとみられる。1歳男児がどのように着座していたのかはわかっていない。

警察ではどちらかが信号を無視して進行した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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