東京モーターショー2011でスズキが世界初出展する2人乗り小型電気自動車『Q-Concept(キューコンセプト)』。従来の4輪車と2輪車の、ちょうど中間に位置する生活圏移動用自動車だ。
車体は「円と丸」をモチーフにデザインされおり、かわいい印象を受ける。全長は2500mmだが、2名の乗員は前後に座るように設計されているため、車両の幅はたったの1300mmしかない。駐車スペースは従来の自動車の1/3しかとらないため、狭い首都圏でもストレスなく運用できるのが特徴だ。
Q-Conceptは、買い物や通勤、通院、子供の送迎など、普段の生活で使用されることを目的に開発が進められている。そのため、東京モーターショーのスズキブースでは、通常の大人2人乗り仕様の他に、後部座席にチャイルドシートを備えた「ママ仕様」や、後部座席を取り除いた「1人乗り小口配送仕様」などのバリエーションも提案される予定。
なお、200V電源で1時間充電したときの航続距離は最大50kmで、最高速は60km/h。