伊藤忠テクノ、スマートコミュニティを管理するクラウドサービスを開発

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地図上に配置した設備に伴い、地域内の電力需要量、電力発電量、蓄電池導入量などのシミュレーション結果を表示
  • 地図上に配置した設備に伴い、地域内の電力需要量、電力発電量、蓄電池導入量などのシミュレーション結果を表示
  • 地図上に電力の需要ノード(一般住宅や商業施設など)や供給ノード(太陽光発電設備など)をドラッグ&ドロップで仮想的に配置することにより、導入計画を支援

伊藤忠テクノソリューションズは、低炭素社会・省エネルギー社会を目指し、スマートコミュニティの計画、設計から運用までを支援するクラウドサービス「E-PLSM(エプリズム)」の提供を開始すると発表した。

同社はこれまで蓄積した風力・太陽光発電の予測技術や最適化シミュレーション技術を活用しクラウドサービスとしてE-PLSMを開発した。スマートコミュニティの構築を検討している自治体やディベロッパーを中心に営業を行い、付随するコンサルティングやシステム構築を含めて、今後3年間で10億円の売上を目指す。

E-PLSMは、再生可能エネルギーの導入に伴って地域でのエネルギー管理の計画から運用・評価までを支援するクラウドサービス。自治体やディベロッパーはスマートコミュニティの計画段階で、風力・太陽光発電の設置、蓄電池の併設などについてエネルギー最適化のシミュレーションや経済性評価を行うことができる。

運用段階では、各設備のリアルタイムなモニタリングや電力の売買による経済性評価ができる。

また、E-PLSMは、地図画面上で一般住宅や商業施設などの電力需要施設と太陽光パネルなどの供給施設を仮想的に配置することで、地域内の電力需要量のピーク月やピーク時間、再生可能エネルギーの発電量、電力の自給率、最適な蓄電池導入量などのシミュレーションを行うこともできる。

センサーネットワークを利用すれば、実際の電力利用量や発電量、蓄電量に加え、電気自動車の位置、速度、電費、バッテリー情報などのリアルタイム表示が可能。

さらに、気象予測に基づく日々の発電量予測により、電力の需給均衡を目的とした蓄電池の充放電制御計画なども支援する。

《レスポンス編集部》

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