12月開催の東京モーターショーで一般公開されるマツダの新型SUV『CX-5』。これまでSUVやミニバンなど、ボンネットフードが高い車種には装着がほぼ常識化していたサイドアンダーミラーを、CX-5は装着しない。

サイドアンダーミラーは、助手席側の死角を解消する目的で装着される補助ミラーで、保安基準に基づいて日本国内で販売される車両に見られる。装着基準としては、運転者が運転席に着座した時、自動車の前面及び左側面(左ハンドル車は右側面)に接する高さ1m、直径0.3mの円柱を、直接、または鏡や画像などによって間接に視認できること、となっている。

これによれば、カメラを取り付けて視認できれば、必ずしもサイドアンダーミラーを装着しなくてもよい。日産『デュアリス』や三菱『デリカD:5』のカメラ装着車がこの基準に対応しているが、ライン装着のカーナビを注文することが条件。好みのカーナビを取り付けたくてオーディオレス車を選ぶと、サイドアンダーミラーは装着されてしまう。

CX-5では映像をルームミラー内モニターに表示することでこの問題をクリア。オーディオレス車、あるいは社外のカーナビを装着しても、サイドアンダーミラーを装着しない、スッキリとしたスタイルを実現することになった。

左側面の様子はコンソールにある専用スイッチを押すことで映し出される。またギアをリバースに入れると、自動的にバックカメラによる後方の映像を優先して表示する。純正カーナビを装着した場合は、バックカメラの映像はカーナビに映し出され、ルームミラーには左側面の映像が映し出されるようになる。
《会田肇》