経営危機状態が続くスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。今度は同社に対して、中国企業が買収を提案していたことが分かった。
これは23日、サーブの親会社、スウェディッシュオートモビルが明らかにしたもの。同社の発表によると、中国の出資パートナー、パンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社が、19‐22日にかけて、スウェディッシュオートモビルに対し、サーブの買収を提案したという。
スウェディッシュオートモビルは、この提案を直ちに拒否。同社は、「今回の買収提案は、2011年7月に締結した当社とパンダオートモビルトレード、ヤングマンの3社合意に反するもの」とコメントしている。