ラスベガス・モーター・スピードウェイで16日に開催された2011年インディカーシリーズの最終戦(第17戦)決勝レースで、11周目に多重アクシデントが発生、巻き込またダン・ウェルドン選手が死亡した。赤旗中断となったレースは続行されないままキャンセルになった。
ウェルドンはターン2で発生した15台のアクシデントに巻き込まれた。後方集団を走っていたウェルドンのマシンはコース外側のウォールとフェンスに激突、ウェルドンはヘリコプターで病院へ運ばれたが搬送先で死亡が確認された。33歳。
ウェルドンは、ホンダが2003年にインディカーシリーズへの参戦を開始した際に、アンドレッティ・グリーン・レーシングの一員としてホンダ・インディV8の開発に携わった。インディカーのレースには通算134戦出場し、16回の優勝、トップ10フィニッシュは93回を記録している。
05年にインディ500で優勝し、その年にはシリーズチャンピオンになった。また今11年5月のインディ500では2度目の優勝を果たした。もてぎラウンドでは04年にホンダの初優勝を達成、翌05年も優勝した。