【スバル レガシィアウトバックSパッケージリミテッド 試乗】大人のスポーティワゴン…青山尚暉

試乗記 国産車
専用グリル、バンパー、18インチアルミホイールなどを纏った特別仕様
  • 専用グリル、バンパー、18インチアルミホイールなどを纏った特別仕様
  • バンパーがボディ同色化され、ブラックベゼルのHIDヘッドランプ、専用フロントフォグランプカーなどを装着
  • 最低地上高200mmは標準モデルと変わらない
  • バックドアにはカラードリヤゲートガーニッシュを装着する
  • 大人のリゾートライフにこれほど似合う国産ワゴンタイプのクルマもない
  • レガシイシリーズは国内外でペットフレンドリーなワゴンとして認知されている
  • やや高めのヒップポイントで視界は爽快。インパネは高級感たっぷりで、ペダルはアルミ製のスポーツペダルとなる
  • ペットを後席に乗せる時にはこのような専用アクセサリーのパートナーズカバーを装着するとシート、フロアが汚れにくい。空調もゆき届く後席は試乗したマリアがすぐに寝息をたてるほど快適

レガシィツーリングワゴンをアウトドアテイストに改装したアウトバックに魅力的な特別仕様車が加わった。

「2.5i S Package Limited」「2.5i EyeSight S Package Limited」がそれで、専用エクステリア、新デザイン18インチアルミホイール&225/55R18サマータイヤ、カーボン調加飾パネル、アルミパッド付スポーツペダルの装備を始め、走りにかかわる部分として専用チューニングビルシュタイン製ダンパー(フロント倒立式)、フロント17インチ/リヤ16インチベンチレーテッドディスクブレーキなどを装着。

そう書くと走りに振りすぎて乗り心地が犠牲になったアウトバックをイメージしがちだが、まったく違う。とにかく乗り心地のスムーズさ、快適感が際立ち、それは後席、ペットが乗るかも知れない荷室にも及ぶのだ(試乗済みの愛犬、ラブラドールレトリーバーのマリア談)。

170psを発揮する水平対向2.5リットルエンジンはもう極上の滑らかな回転フィールを示し、足回りのスムーズさとの大人っぽいハーモニーが絶品だ。

荷室高はレガシイツーリングワゴンの約600mmに対して約690mmにまで高まるため、重い荷物の載せ降ろし、大型犬などのペットの乗降性はツーリングワゴンに劣るものの、後席の高さは645mm(座面中央部分)だから中大型なら乗降は容易。専用のペット用パートナーズカバー(後席用)、オールウエザーカーゴマット(荷室用/後席格納時対応)、リヤバンパーカバーなども用意されている。

電子制御AWDの駆動方式を持つアウトバック、これから迎えるウインターシーズンの雪道ドライブ、アウトドアドライブ、ペットとのドライブにも最高の1台と言っていい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
ペットフレンドリー度:★★★★

青山尚暉|モータージャーナリスト
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイトも手がける。

《青山尚暉》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集