FDKと旭化成は、リチウムイオンキャパシタ事業を統合するための合弁会社の設立で最終合意した。合弁会社は「旭化成FDKエナジーデバイス」で、資本金は1億円。FDKが51%、旭化成が49%出資する。
両社それぞれが得意な優位技術を融合し、リチウムイオンキャパシタの市場創出のスピードを加速することで、業容拡大と企業価値の向上を図る。
リチウムイオンキャパシタは電気二重層キャパシタに比べ高容量で、リチウムイオン電池より長寿命な性能が確認されつつあり、建設機械・瞬停対策装置や自動車などへの需要が見込まれる。
両社は、リチウムイオンキャパシタは、2015年以降、1000億円以上の大きな市場に成長すると見ており、新会社が市場での主導的役割を担うとしている。