羽田空港の国際便就航に伴い、空港周辺の駐車場にビジネスチャンスが生まれている。
空港利用者向け駐車場事業を手がけるサン・ポートは、成田空港に隣接した個室ガレージ駐車場を一部改装し、10月1日にリニューアルオープンする。
リニューアルオープンと同時に、鍵付きガレージによる車両管理のセキュリティ向上と、発着便が成田、羽田と異なる場合に車両を移送する新サービスを開始する。
個室ガレージ駐車場「サンレッドガレージ」は、1998年に開設した。成田空港周辺では唯一のシャッター付きガレージ型駐車場を用意。輸入車・国産高級車を中心に年間約1万台の入庫がある。
同社の新サービス、鍵付きシャッターガレージ「セキュリティガレージ」は、成田空港利用者向け駐車場では初のサービスとなる。
ユーザーの発着空港が異なる場合に対応し、保管車両を成田空港と羽田空港の間で移動するサービスでは、荷台に車体を固定して移動させる通常の積載車タイプと、積箱形状のケースに車両を入れて移動させるウイングローダータイプを用意している。このサービスも空港利用者向け駐車場では初の取り組みとなる。
価格(税込み)は、セキュリティガレージのガレージ料が6300円、駐車料金が1050円/日。鍵のついていない「パーソナルガレージ」はガレージ料が3150円、駐車料金が1050円/日。
成田羽田空港間の移送サービスは、積載車の場合26250円。ウイングローダーは52500円となっている。