「現場からの報告」東京電力福島原発[動画]

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『現場からの報告』
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東京電力は20日「福島第一原子力発電所現場からの報告」と題したビデオクリップを公表した。

事故収束に向けた対策が進む福島第一原発の原子炉建屋の様子を動画が前半にまとめられ、後半は放射性物質の測定の様子や、作業従事者への研修や一時帰宅者の被曝防止対策などを静止画を使ったスライドショーや動画で紹介している。

福島原発は水素爆発で吹き飛んだ原子炉建屋が印象深いが、ビデオクリップの中では、放射性物質の飛散を防ぐための建屋カバーの設置が進み、鉄骨や崩れた外壁が真っ白の壁に覆われていく様子が映し出されている。

また、第二セシウム吸着装置、通称SARRYのモニターを防護服ごしにチェックする作業員の姿や、遠隔操作で無人の重機ががれき撤去をする様子もある。

静止画を使ったスライドショーには、3号機で再測定となったダストサンプリング装置が登場する。三角屋根のテントのような形状で、この装置をクレーンでつり上げ、原子炉の建物の上部にすっぽりとかぶせるものであることが、これを見るとわかる。

また、放射線測定では原子炉敷地を出て、駅や学校のグランドで線量計をむける作業員の姿が映し出され「1マイクロ、1.12」とカウントする会話も入っている。

最後は「被災者の皆さまの一日も早いご帰宅に向けて事故の収束と発電所の安定化に一丸となって全力で努めてまいります」と、文字で締め括られている。

《中島みなみ》

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