日本自動車連盟(JAF)は、政府要請による福島第一原発事故に伴う警戒区域からの車持ち出し作業を終了。6月1日から9月9日まで、のべ26日間実施し、合計4093台の車両持ち出しを支援したと発表した。
JAFは、特別支援隊を全国から388名派遣。4093台のうち、自走できない2774台の車両をサポート。滞在時間に制限があるため、10分以内に作業可能な「バッテリー上がり」、「燃料の補給」、「タイヤのエア充填」に限定して対応した。
内訳はバッテリー上がりが2365件(85.3%)、燃料の補給が278件(10.0%)、タイヤのエア充填が131件(4.7%)。
JAFは、政府要請による作業は終了したが、東日本大震災被災地における自動車ユーザーの安全と安心のため、出来るかぎりの支援をしたいとしている。