石油連盟が12日公表した、ガソリンスタンド(SS)の利用について行ったアンケート調査の結果によると、ピーク時から3分の2以下に減少したSSについて、約8割のユーザーが、SS減少に不便を感じていないという調査結果が判明した。
アンケートでは、「全く影響ない」が58.6%、「これまで利用していたSSが閉鎖したが、それほど不便を感じていない」が19.4%、「少し不便になった」が18.1%、「大変不便になった」が2.8%、「その他」が1.2%、となった。
そのほかの調査結果として、利用するSSについては、「いつも利用するSSを決めている」が39.1%(前年度41.2%)、「ほぼ決めている」が52.7%(同50.8%)。合計すると9割以上がいつも同じスタンドを利用している結果となった。
現在利用しているSSの形態についは、「基本的にセルフを利用」が61.1%(同55.2%)、「セルフもフルサービスも利用」が12.5%(同16.1%)、「セルフは利用したことがあるが基本的にフルサービスを利用」は14.6%(同13.4%)、「セルフは利用したことがない」は11.8%(同15.0%)と、セルフSSの利用率は依然、増加傾向にある。
ガソリン代の決済については、「現金」が54.0%(同49.2%)、「カード」が43.6%(同47.8%)、「その他」が2.4%(同3.0%)となり、2005年の調査開始から初めて、カード利用者が減少した。
SSにどのようなサービスを期待しているかについては、「洗車」が最も多く、次いで「部品の交換」、「コンビニエンスストア併設」、の順となった。
同アンケートは「SS(ガソリンスタンド)の利用について」をテーマに行ったもので、8月1日から9月1日にかけて実施。同連盟ウェブサイトから、のべ3703名の回答を得た。