日本航空(JAL)、豪州のカンタスグループ、三菱商事の3社は、格安航空会社(LCC)として「ジェットスター・ジャパン」を設立することで合意した。日本の国内、国際線市場で低価格運賃の航空輸送サービスを提供する。
国内キャリアでは、全日空がすでにLCC参入を発表しており、日本航空も追随する。
出資比率はカンタスグループ、日本航空、三菱商事の3社がそれぞれ3分の1づつ。資本金は当初48億円。9月に設立して事業許可を申請する。
カンタスグループのジェットスターは、2007年に初めてのLCCとして日本に就航、これまで日豪路線で約200万人が利用している。
新会社ジェットスター・ジャパンは2012年中の就航を予定し、東京(成田)、大阪(関西)を始め、札幌、福岡、沖縄などへの路線を検討する。その後、順次アジアの主要都市を中心とした短距離国際線を就航する計画。
ジェットスター・ジャパンは、「A320」型機3機(1クラス、180席)で運航を開始し、数年間で24機まで増やす予定。新会社の総資本額は、運航開始後には120億円となる予定。
新規需要を促進するため、ジェットスター・ジャパンの運賃には他社より安い運賃を提供する「プライス・ビート・ギャランティー」(最低価格保証)が適用される予定。