関西電力は、堺港発電所2号機が8月13日10時38分にガスタービンの内部の異常を示す警報を発信、自動的に運転を停止したと発表した。
堺港発電所2号機は、定格出力40万kW。コンバインドサイクル発電方式で、天然ガスを燃やし、その高温・高圧の燃焼ガスでガスタービンを回し、さらにガスタービンからの排ガスの排熱を利用して蒸気を発生させ、蒸気タービンも回して発電している。
同日13時50分に内部を目視点検したところ、ガスタービンの羽根の一部に損傷がみられた。今後、堺港発電所2号機は、損傷したガスタービンをメーカ工場に搬入し、詳細な点検、原因究明を行うとともに、補修作業を実施する。
損傷範囲や部品の調達具合にもよるが、運転再開までには少なくとも数カ月以上かかる見込み。
夏季休暇明けに電力使用量の増加が見込まれ、関西電力管内も電力需給がひっ迫する可能性がある。