2日午後4時50分ごろ、埼玉県蓮田市内の国道122号で、信号待ちの車列に対して後ろから進行してきたトラックが追突。車両6台が関係する多重衝突に発展した。この事故で最後部に位置していた乗用車に同乗していた幼児1人が死亡している。
埼玉県警・蓮田署によると、現場は蓮田市閏戸付近で片側2車線の直線区間。トラックは信号待ちの車列に対し、減速しないまま突っ込んだものとみられ、乗用車3台とトラック2台が巻き込まれた。
最後部に位置していた乗用車は大破し、後部座席に同乗していた3歳の男児が頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、3日未明に死亡。男児の母親にあたる33歳の女性が打撲などの軽傷。他車の4人も軽傷を負い、病院で治療を受けている。
警察ではトラックを運転していた石川県野々市町内に在住する56歳の男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「エアコンのスイッチを操作していて、前を見ていなかった」などと供述しているようだ。