ホンダが発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、最終利益が前年同期比88.3%減の317億円と大幅減益となった。
売上高は同27.4%減の1兆7145億円と大幅減収となった。東日本大震災による部品不足で四輪車が国内・海外ともに減産を余儀なくされた。四輪車の売上げ台数は同39.2%減の54万7000台だった。
二輪車もアジアや北米地域の減少で同4.7%減の275万1000台と落ち込んだ。汎用事業は欧州、アジア、日本で増加し同5.0%増の151万2000台となった。
収益は販売費・一般管理費の減少はあったものの、震災影響による四輪車の売上げ減少、為替差損、減産に伴うコスト増加などから営業利益が同90.4%減の225億円と前年同期の10分の1のレベル。税引前純利益が同88.6%減の292億円だった。