ヤマハの電動アシスト自転車、『PAS』2011年モデルは、「マイルド」な乗り心地が好印象だった。こぎ初めはゆっくりとアシストを行ない、スピードが出てからはグイグイ引っ張ってくれるような感覚。
これは競合他社の電動アシスト自転車の乗り心地とは、ひと味異なる。ペダルに足を乗せただけでグイッとモーターが回り、強烈な加速を始める電動アシスト自転車もあり、いかにも「アシストしています!」と自転車が主張しているハデな乗り物だ。
どちらがよいかというのはユーザーの好みによって別れるが、ヤマハPASは自然な乗り心地で、乗っていて疲れず、自転車らしい乗り物だと感じられる。