マツダの山内孝社長は17日、東京で開いた業績予想の発表会見で、今月末から改良新型『デミオ』に搭載して発売する同社の環境技術「SKYACTIV」の投入計画を明らかにした。
デミオに次いで、2011年度後半には同技術によるガソリンエンジンと新変速機を採用した『マツダ3』(アクセラ)を日米欧など主要市場に投入する。国内での発売は12年早々の見込み。
さらに12年にはエンジンや変速機、プラットフォーム(車台)のすべてにSKYACTIV技術を採用したスモールSUVの『CX-5』をグローバルに投入する計画としている。CX-5は現在開発中の新モデル。
また、12年からは同技術のディーゼルエンジン搭載車も欧州を中心とした世界市場で順次、発売する。
山内社長はSKYACTIVを中心とした「新世代商品でモデルミックスの改善や販売を強化し、2016年3月期に170万台としている中長期見通しでのグローバル販売達成につなげたい」と述べた。