トヨタ車体、福祉車両を使って避難住民の送迎サービス

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被災地で送迎サービスを行うトヨタ車体
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トヨタ車体は、同社が製造する福祉車両を活用して、東日本大震災の被災地で従業員ボランティアによる送迎サービスを開始した。

同社ではこれまで、トヨタグループ15社が合同で行う従業員ボランティアによるがれきの撤去やゴミの片付けなどの被災地復興支援活動に従業員ボランティアを派遣してきた。今回、同社の特長を活かした独自のボランティア活動として従業員が被災地へ出向き、被災者の送迎を行う活動を企画した。

この活動を社内に呼びかけたところ、費用は自己負担で年次有給休暇を利用することになるにもかかわらず、約200人の従業員からボランティア参加の申込みがあった。今回は、その内の20人が5班に分かれ、6月13日から7月15日の間、甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市に出向き送迎サービスを実施する。

同社の従業員ボランティアは、避難所に避難されている人を対象に同社の「アルファード」と「ハイエース」の福祉車両2台を使用して、1日2回、ショッピングセンターや温泉施設など、利用者のニーズが高い場所に送迎する。

避難している利用者からは「車がないため買い物などに出かけることができず困っていたが、今回のサービスは大変助かりました」「久しぶりに遠出ができ、気分転換になった」など感謝の声も。

《レスポンス編集部》

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