【ユーロNCAP】ボルボ V60 が最高評価の5つ星

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ユーロNCAPコンソーシアムは25日、ボルボの新型ステーションワゴン、『V60』の衝突安全テストの結果を明らかにした。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テストだ。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の割合に応じて、ポイントが配分される。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされている。

ボルボV60のテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は、同時に結果が公表されたレクサス『CT200h』と並ぶ34点。子ども乗員保護性能は、プジョー『508』の43点、レクサスCT200hの41点に続く40点の評価を得た。

また、歩行者保護性能では、ボルボV60は日産『リーフ』と同じ23点。安全補助装置の有無は7点となり、プジョー508とシトロエン『DS4』に肩を並べた。

この結果、ボルボV60の合計ポイントは104点に。リーフとCT200h の101点を3点上回り、総合評価で5つ星に輝いている。

ボルボカーズのピーター・ラスク氏は、「我々は現在、ビジョン2020を掲げている。これは2020年までに、ボルボユーザーの交通事故による死者や重傷者を、ゼロにするという取り組みだ」と語っている。

《森脇稔》

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