ポルシェジャパンは31日、『911GT3』など計5車種のホイールボルトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年6月4日~2011年5月24日に輸入された239台。
センタロック式ホイールボルトの締め付けトルク設定が不適切なため、走行振動などによりホイールやハブが摩耗し、異音が発生するほか、ハブが破損してホイールが脱落するおそれがある。
全車両、センタロック式ホイールボルトの仕様を確認し、対象となるものは対策品に交換し、新たな規定トルクで締め付ける。対象とならないものは、締め付けトルクを確認し、誤ったトルクで締め付けられているものは規定トルクで締め付ける。また、ホイールやハブに摩耗が認められる場合は、新品に交換する。さらに、取扱説明書の追補版を車両に搭載する。
不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。