MINI、そしてフォルクスワーゲンと相次ぐ新メーカーの参戦発表で盛り上がりを見せるWRC(世界ラリー選手権)。そのWRCに、新たなメーカーが名乗り出るかもしれない。
これはイタリアのアバルト専門サイト『La Picadura Del Escorpion』が伝えているもの。同サイトによると、フィアットは2013年もしくは2014年から、アバルトブランドによるWRC参戦を計画しているという。
アバルトは1970年代にWRCで活躍。1973-75年にかけては『アバルト124ラリー』がWRCのコンストラクターズ部門において、3年連続2位という結果を残した。1976年には、後継車の『アバルト131ラリー』を投入。1977-78年には、2年連続でWRCのタイトルを獲得している。
アバルトのWRC参戦計画が事実なら、久々の復活となるわけだが、同サイトによると、アバルトがWRC参戦を計画しているのは、MINIの存在が大きいという。WRCでMINIを打ち負かすことが、アバルトの顧客に対する最大のアピールになるというのだ。
気になるのは、アバルトがどの車両でWRCにエントリーするかという点。同サイトは、「次期『プントアバルト』がベース車両ではないか」とレポートしている。