トヨタの友山茂樹常務は、セールスフォース・ドットコムと展開する予定のソーシャルネットワークサービス「トヨタフレンド」を2012年発売予定のPHVに標準搭載する意向を明らかにした。
友山常務は「トヨタフレンドを12年発売のPHV、EVに標準搭載していく」と一部報道陣に話した。
トヨタフレンドは、12年の国内導入を皮切りに12年中頃にはグローバル展開する計画。車を擬人化し「つぶやき」という形式でユーザーとの情報のやりとりを双方向で行えるようにする。友山常務は「メールで情報が提供されると強制的な感じを受けるかもしれないが、つぶやきという形だとユーザーは情報を気軽に捉えられるのではないか」とした。
車の購入から使用という流れにおけるトヨタフレンドのサービス開始時期については明確に決まっていない。この点に関して友山常務は「ユーザーが車に対してもっとも気持ちを高ぶらせるのは納車直前。その段階で愛車からのつぶやきが取得できれば、納車説明などの作業を省くこともできるかもしれない」と可能性を示唆した。