新宿と大阪の間には東名道や中央道を走る高速バスが運行されているが、この春、同時期に新宿・大阪の双方の乗降場が変更される。
ジェイアールバス関東などは、新たな乗り場となる新宿駅JR高速バスターミナル「新宿駅新南口(代々木)」の使用を5月11日より開始する。
新たなバスターミナルは鉄道駅でいうと代々木駅東口が最寄となり、NTTドコモ代々木ビルの足元に設置された。もともとJR東日本の関連ビルで、その一部に売店や待合室、トイレなどのターミナル施設が入ったかたちだ。
また、この新ターミナルは「のりば」専用で、許容量などの都合から「おりば」は別の場に変更される。到着バスは新宿駅東口交番付近やオカダヤ前の「新宿駅東口おりば」に止まる。
これまで使用されていた「新宿駅新南口きっぷうりば・のりば」(甲州街道付近)は、新南口エリアの再開発工事「新宿交通結節点整備」の進捗にあわせて閉鎖される。
さらに、信州方面バスなどが出発する新宿高速バスターミナル(新宿西口ヨドバシカメラ前)も近接するビルの老朽化にともなう解体工事で縮小された。
ウィラートラベルなどのツアー系高速バスは、新宿住友ビル1階に開設された「WILLERバスターミナル新宿西口」から出る。こちらは多品目を扱うコンビニエンスストアやインターネットスペースなどを設けることで、路線系高速バスのターミナルとの差別化を図っている。