6日午後6時50分ごろ、長野県佐久市内の市道で、徒歩で道路を横断していた74歳の女性に対し、左方向から進行してきた軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡している。
長野県警・佐久署によると、現場は佐久市中込付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。74歳女性は徒歩で横断を開始した直後、左方向から進行してきた軽ワゴン車にはねられたとみられる。
女性は近くの病院へ収容されたが、全身を強打したことが原因でまもなく死亡。警察は佐久穂町内に在住する54歳の男性から自動車運転過失致死容疑で事情を聞いているが、警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみている。
長野県内では死亡事故が今年に入ってから急増しており、本事故で累計50人目の死亡者となった。死亡者の50人到達は昨年よりも41日早く、統計が残る1965年以降で比較した場合、50人達成が最も遅かった2009年より2か月以上も早いペースだという。