ヤナセ本社社屋、全面建て替えへ

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新社屋完成予想図
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ヤナセは5月6日、老朽化していた東京都港区の本社社屋(東京都港区芝浦)を全面的に建て替えると発表した。

現在の所有地を南北に2分割した上で、南側所有地に新本社社屋を建設、北側所有地は再開発する。今月から南側社屋の解体を始め、2012年12月から営業を開始する予定。

新本社社屋は、地上7階建てでヤナセの東京支店が運営する「メルセデス・ベンツ東京芝浦」、ヤナセオートモーティブの東京支店が運営する「アウディ芝浦」の新車ショウルームとサービスワークショップに加え、中古車展示場「ヤナセ・ブランドスクエア芝浦」と、営業・アフターセールス・本社各部門のオフィスが入居する。

再開発ではヤナセの大株主である伊藤忠商事や日本土地建物が共同事業を実施する。

ヤナセは、1915年に東京・日比谷に「梁瀬商会」として創業し、1919年に現在の地に芝浦工場を開設、1949年に本社を移転した。現在の社屋は、ゼネラルモーターズ(GM)の車のサービス工場棟を1950年、本館を1962年、新館を1970年にそれぞれ竣工した。

本館は、1965年に東宝が制作した植木等主演映画の舞台として、登場したエピソードがある。伝統ある輸入車ショウルームのシンボルとなっていたが、建設から半世紀近く経過し老朽化が進んだことから建て替える。

工事期間中は一部移転を伴うものの、新社屋の完成まで既存店舗では北側社屋で通常通り営業する。

《レスポンス編集部》

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