トヨタ自動車は4月27日、非接触充電技術の開発を行う米国のワイトリシティ・コーポレーションと、車両向け非接触充電の実用化と普及促進に向けた技術提携で合意した。トヨタはワイトリシティの増資を一部を引き受け資本提携する。
非接触充電技術は、充電器(送電側)と機器(受電側)とをコードレスで接続し、ワイヤレスに電力を伝送する技術。ワイトリシティの非接触充電技術は、共鳴方式で、携帯電話の充電器などで実用化が進んでいる電磁誘導方式と比べて充電器と機器との距離が大きくなっても高い効率で電力を伝送できるのが特長。
トヨタは、共鳴方式による非接触充電が車両への搭載に適していると判断、早期の実用化に向けてワイトリシティと提携する。
実用化に向けた開発が進めば、今後トヨタが市場投入する予定のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)でも、自宅や駐車場に埋め込まれた充電器に車を近づけるだけで受電でき、充電時の利便性が大幅に向上できる。

 
    
 
          
 
           
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