仙台港に近い、仙台市宮城野区を走っているとあちこちで目に付くのが「津波に呑まれ、流出したクルマ」だ。近くの工場で働く人たちが所有するとみられるクルマはボロボロになった状態で、各所で確認できる。
中央分離帯に乗り上げているようなクルマはまだよい方で、林の木々に引っかかったクルマは津波の力で上方に持ち上げられ、波が引いた時点で下に位置してた別のクルマの上に落ちるなどしており、自然に積み重なったような状態となっている。
土地の液状化で生じたのか、津波に巻き込まれるようにして海底から持ってこられたものなのかわからないが、こうしたクルマの周囲には大量の砂が散乱していた。