シャープと新神戸電機は、「被災地向けソーラー発電システム」を共同で開発し、250セットを早急に準備して防衛省に輸送の協力も得ながら3月25日から順次、緊急避難場所に寄付する。
シャープは、東日本大震災後、電力不足が深刻な被災地を支援するため、ソーラーによる発電システムの活用を検討してきたが、新神戸電機などの関連企業と協力し、「被災地向けソーラー発電システム」を製作した。
被災地への物資輸送は困難だが、「都道府県からの要請に基づいた防衛省の被災地に輸送する仕組み」が決定したことから、システムを提供できるメドがついた。
被災地向けソーラー発電システムは、シャープの太陽電池と、新神戸電機の蓄電池、ACコンセントを組み合わせた独立型の太陽光発電システムで、太陽光で発電した電力を携帯電話などを充電するのに活用できる。
特に、電力復旧の見通しがたたない地域に配備する予定。