3月1日に開幕するジュネーブモーターショー。マツダブースのハイライトは、『MINAGI』(勢)だ。
同車は小型クロスオーバーを示唆したコンセプトカー。2010年秋のロサンゼルスモーターショーで披露された4ドアスポーツコンセプト、『SHINARI』(靭)に続いて、マツダの新デザイン言語、「魂動」を表現したモデルである。
そのデザインは、動物が獲物を捕らえようと動き回る際に見せる筋肉の動きや姿勢をモチーフとした。具体的には、Aピラーを後方にレイアウトすることで、キャビンが後ろよりに位置していることを強調。これは、ドライバーを主役として際立たせるのが狙いだ。
チーフデザイナーの中山雅氏は、「SHINARIとは少し方向性が違うデザインに挑戦した。俊敏かつ安定した動きを表現するため、クロスオーバーSUVのパッケージを選択した」とコメントしている。
またMINAGIには、マツダの新世代テクノロジー、「SKYACTIV」を採用。エンジンやトランスミッション、シャシー、ボディなどにSKYACTIVを導入し、運動性能と環境性能を両立させている。
マツダは、MINAGIの市販計画を公表していない。しかし、『CX-7』の下に位置する小型クロスオーバーとして、市販される可能性が高い。ネーミングは『CX-5』が有力だ。