21日午前10時35分ごろ、群馬県嬬恋村内の村道で、路上に駐車していた普通トラック(高所作業車)が無人のまま滑走。これを止めようとした67歳の男性が車両の下敷きとなる事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡している。
群馬県警・長野原署によると、現場は嬬恋村鎌原付近。事故当時は作業員3人が光ケーブルの敷設作業を実施していたが、高所作業用の機材を搭載した普通トラックが無人のまま滑走を開始したことに67歳の男性作業員が気づいた。
男性はトラックを止めようとしたが、凍結した路面で足を滑らせて転倒。そのままトラックの下敷きとなった。男性はドクターヘリで前橋市内の病院に搬送されたが、頭部強打などが原因で約2時間後に死亡している。
現場は緩やかな坂道となっており、一部は凍結してアイスバーン状態となっていた。トラックは作業用の固定器具を展開した直後、ゆっくりと滑り出したという。