追跡中のパトカーが歩行者に接触、事故に気づかず

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兵庫県警は13日、兵庫県明石市内で交通違反の容疑車両を追跡中のパトカーが信号待ちをしていた自転車に乗った女性に接触。これに気づかぬまま追跡を継続していたことを明らかにした。女性は足を打撲する軽傷を負っている。

兵庫県警・明石署によると、問題の事故が起きたのは12日の午後6時40分ごろ。同署・地域1課所属の署員が明石市藤江付近の市道をパトカーでパトロールしていたところ、右折禁止の交差点で右折を強行した乗用車を発見。サイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。

パトカーは追跡開始地点から約25m離れた交差点を左折した際、自転車に乗った状態で信号待ちをしていた16歳の女子高校生に接触したが、そのまま追跡を続行。交通違反を行った運転者を検挙した。

女子高校生は帰宅後、家族にパトカーと接触したことを報告。母親が警察に通報したことで事態が発覚した。高校生は打撲などの軽傷。パトカーを運転していた28歳の巡査長は接触したことには気がついていなかった。

警察では巡査長から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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