バイオマス・ジャパンは、バイオディーゼル燃料の製造時に産出されるグリセリンをバイオマス燃料として活用する技術を開発した。2010年度中に佐賀支店に実証プラントを設置する。
グリセリンは、廃食用油などの植物油からバイオディーゼル燃料を製造する際、副産物として産出される。現在、活用法が無く、廃棄するしかないのが現状だ。
バイオディーゼル燃料製造は、自治体などを中心に全国的に展開されており、副産物のグリセリンを有効活用がエネルギーの有効利用や環境対応のための課題となっていた。
今回、グリセリン50%、A重油50%に触媒を混合し、バイオディーゼル燃料を製造する技術を開発した。実証プラントでは、生成したバイオディーゼル燃料はハウス農家のボイラーに使用する。
グリセリンの有効活用でA重油使用時に比べ50%のCO2削減を見込んでいる。