中国メーカーのシャンファンオートは、コンパクトカー『小貴族』の電気自動車仕様を出品していた。
内装を確認すると、シフトレバーには1~5の数字が書かれている。おまけに足下にはクラッチの存在も確認することができた。マニュアルトランスミッションのEVなど存在するのだろうか。
現場の担当者に尋ねてみる。すると「EVだけどマニュアルなんです」との回答。具体的にどういう仕組みなのかについて尋ねたが、「まだアップデートしている途中なのでこれが最終仕様というわけではない」とのみ答えてくれた。謎は深まる。
この小貴族EVは、中国ではまだ販売のめどは立っていないが、米国では販売をおこなうのだという。米国をはじめ海外では現地の代理店と契約し販売を行うそうだ。リチウム鉄バッテリーを搭載し、航続距離は150km、価格は1万米ドル程度。
それにしてもこの小貴族、スマート『フォーツー』にそっくりである。ガソリン仕様ではフォーツーのアイデンティティであるサイドパネルまで再現していた。全長3010mm×全幅1605mm×全高1600mmのボディサイズで4人乗車としている点は評価できそうだ。