乗用車とタクシーが衝突、歩行者も巻き添え

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11月28日午後8時10分ごろ、兵庫県神戸市中央区内の国道2号で、交差点を右折していたタクシーに対し、対向車線を進行してきた乗用車が衝突。タクシーが弾みで歩道に乗り上げる事故が起きた。この事故でタクシーの客や歩行者など3人が死傷している。

兵庫県警・生田署によると、現場は信号機の設置された交差点。タクシーは交差点を右折していたが、そこに対向車線から直進してきた乗用車が衝突。押し出されたタクシーは歩道に乗り上げ、歩いていた男女2人をはねた。

この事故でタクシーは大破し、客として後部座席に同乗していた60歳代とみられる女性が全身を強打。近くの病院に収容されたが、約1時間後に死亡した。また、歩道上ではねられた46歳の男性と、一緒にいた46歳の女性は打撲などの軽傷を負っている。

警察はタクシーを運転していた69歳の男と、乗用車を運転していた31歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

現場は神戸市中央区東川崎町付近で、片側3車線。道路中央部に阪神高速道路の高架橋脚があり、双方の見通しは悪い。警察では双方の安全確認に怠りがあったか、信号無視を行った可能性もあるとみて、事故発生の経緯を調べるとともに、死亡した女性の身元特定を急いでいる。

《石田真一》

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