18日、ロサンゼルスモーターショーの会場で「2011グリーンカーオブザイヤー」が発表された。GMの新型プラグインハイブリッド車シボレー『ボルト』が、日産のEV『リーフ』を抑えて栄冠を手にした。
同賞は、米国の『グリーンカージャーナル』誌が主催。米国の中でも最も環境意識が高いとされるカリフォルニア州のロサンゼルスモーターショーで、毎年発表されている。米国在住のジャーナリストが、2009年秋から10年秋までの1年間に米国で発表された新型車の中から、最もエコな1台を選出するというものだ。
最終選考に残っていたのは、GMのシボレーボルト、フォード『フィエスタ』、リンカーン『MKZハイブリッド』、ヒュンダイ『ソナタハイブリッド』、日産リーフの5台。その中から、シボレーボルトが選出された。
同誌のロン・コーガン編集長は、「GMはボルトで、エクステンデットレンジEVという新しいジャンルを確立した」と、ボルトを高く評価した。
ちなみに、前回はアウディのクリーンディーゼル『A3TDI』が、トヨタ『プリウス』とホンダ『インサイト』を抑えて栄冠を獲得。その前年は、フォルクスワーゲン『ジェッタTDI』と、2年連続でディーゼルが受賞している。
今回の受賞を受け、GMは「同賞7年の歴史において、EVの受賞は初」とコメント。もっとも、ボルトは厳密にはプラグインハイブリッド車である。