ホンダは、11月2日からイタリアで開幕した「ミラノショー2010」に、『V4クロスツアラーコンセプト』と『ニューミッドコンセプト』を世界初公開した。
V4クロスツアラーコンセプトは、アドベンチャーツアラーとしては世界初となるV型4気筒1200ccエンジンを搭載する。有段式自動変速機(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用する『VFR1200F デュアル・クラッチ・トランスミッション』のエンジンをベースに、簡単な操作でスポーツライディングを楽しめることを目指した。
斬新なスタイリングのクロスツアラーで、乗り心地や操縦性を高次元で実現するアップライトな乗車ポジションとなる。
また、ニューミッドコンセプトは、ロードスポーツが備えるスポーツ性とスクーターの快適性・利便性を融合、常識にとらわれない独創的なコンセプトの新たなモーターサイクルとして提案する。
デュアル・クラッチ・トランスミッションを搭載し、変速ショックが少なくスムーズなシフトチェンジを実現しながら、従来のマニュアル・トランスミッションと同等以上の環境性能も実現する。17インチホイールを装備する足回りには、路面追従性を高めるプロリンクリアサスペンションを装備することでスポーティーな走りにも対応する。
このほか、タイで発表したグローバルモデル『CBR250R』を初めとして『クロスランナー』『CBR600F』『SH300iR』など欧州市場で市販を予定している車両も公開した。