ヤマハ発動機は、2010年12月期の通期連結決算業績見通しを修正した。
同社は10年8月発表した中間決算で通期業績見通しを上方修正した。第3四半期(1〜9月)も業績は予想以上に好調に推移している。
特にアジアでの二輪車販売は好調に推移している。ただ、為替が円高で推移しているため、為替換算の影響で売上高は1兆1300億円と前回予想を据え置いた。
営業利益は、二輪車販売の増加やコスト削減の効果が想定以上見込まれるため、前回予想よりも50億円増となる500億円、経常利益は90億円増の640億円にそれぞれ上方修正した。
第4四半期の為替レートは従来より5円円高の1ドル=80円、2円円安の1ユーロ110円を想定している。当期純利益は250億円を予想していたが10億円増の260億円となる見通し。