日本鉄鋼連盟が発表した9月の鉄鋼生産概況によると、粗鋼生産量は前年同月比11.7%増の923万3000tと、11か月連続で前年を上回った。900万台乗せは2か月ぶり。
粗鋼生産の炉別では、転炉鋼が同11.3%増の717万1000t、電炉鋼が同12.8%増の206万2000tとなった。鋼種別生産では、普通鋼が5.3%増の712万2000t、特殊鋼が同40.2%増の211万2000tだった。
銑鉄生産も同13.4%増の685万8000tと11か月連続でプラスとなった。
熱間圧延鋼材の生産は同13.4%増の829万6000tと10か月連続増加となった。
普通鋼熱間圧延鋼材(一般)は同8.7%増の652万2000tと11か月連続の増加となった。品種別では、条鋼類が同3.2%減の146万8000tで、3か月連続マイナスとなった。鋼板類は同12.1%増の498万2000tと高い伸び率で全体を押し上げた。
特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は同34.3%増の177万4000tとなり、10か月連続で前年を上回った。