「麺ワールド2010」が19日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。同イベントは「ラーメン産業展」、「うどん・そば産業展」、「パスタ産業展」、「国際製麺技術展」、「デリバリー産業展」、「販促・店舗装飾EXPO」の6つで構成され、出展社数は約220社。
会場は文字通り麺類のオンパレードで、いい匂いが立ちこめる。おまけに多くの出展企業が試食を行っており、午後になると多くの業界関係者で賑わった。なかには、カウンターを設けて、どんぶりでラーメンを振る舞う業者もあったほど。
そんななか、気になったのがデリバリー産業展のコーナーだ。そこには、各社自慢の電動バイクが並び、しきりにPRを行っていた。しかも、そのバイクの多くはこれから発売予定のもの。部品は中国で生産しているが、組立は日本で行っているそうだ。
「地球環境やガソリン代のことを考えると、これからは出前も電動バイクの時代になっていくでしょうね。例えば、電動バイクを1日60km走行で3年間使用した場合、そのコストはスーパーカブよりの安くなります」とはあるメーカー関係者。
また、特別試乗会も実施され、10台ほどのバイクが用意されていた。来場者は試食に忙しいのか、試乗する人は少なく、乗り放題といった状態だった。
同展は21日まで開催され、主催はトレードショーオーガナイザーズ。主催者側では、3万人の来場者を見込んでいる。入場料は5000円(ただしウェブサイトからの事前登録者は無料)。