CAR NAVITIMEとは何ぞや?…PNDとケータイのいいとこどりポータブルナビ

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メニュー画面
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  • PCとケータイでPOIやルートをシェアできる点がCAR NAVITIMEの特長
  • リアルタイムのガソリン価格情報を初めとして、駐車場の満空情報やグルマ情報など、豊富なオンラインコンテンツを揃える
  • 道路交通情報や予測情報などにも対応している
  • 現在位置や目的地の天気情報も入手できる
  • 渋滞を考慮したルートをひく
  • 高速道路モード
  • カーナビタイム

2010年は“通信ナビ本格化の年”

2010年は、“通信ナビ本格化”の年として記憶されることになるだろう。とくに下半期に入って魅力的な新モデルが相次いで登場してきたからだ。先日はPNDマーケットのシェア半数を得ているビッグプレイヤーの三洋電機がNTTドコモと組んで『ゴリラ プラス』で本格的に通信ナビへの取り組みを明らかにしたからだ。

通信ナビとは、文字通りナビ本体に通信モジュールを搭載、あるいはBluetoothなどを利用してケータイでのパケット通信をおこなってサーバ上とデータのやりとりをおこなうナビゲーションのことである。そのメリットは渋滞情報を初めとするオンラインコンテンツや、リアルタイムの地図更新など、さまざまだ。

しかし、通信ナビの普及には大きなハードルが存在した。それは“契約”と“通信料”というネックである。ナビ本体に通信モジュールを搭載する場合は、携帯電話契約を結ぶ必要がある上、数百円〜2000円程度の通信料を月々負担せねばならなかった。この2大障壁が通信ナビの普及を妨げてきたといっても言い過ぎではない。また、通信によるメリットという点でも、渋滞情報や駐車場の満空情報、あるいはガソリン価格といった、カーナビのヘビーユーザー向けのコンテンツに偏重していたことも問題だった。

◆通信ナビの敷居を下げる“CAR NAVITIME”

こうした“ヘビーユーザーのための通信ナビ”から脱却を図る嚆矢となりそうなのが、ナビタイムジャパンがこの夏にリリースした『CAR NAVITIME(カーナビタイム)』である。

ナビタイムジャパンはこれまで、au携帯電話向けの「EZ助手席ナビ」やドコモやソフトバンク端末向けの「NAVITIME ドライブサポーター」などのサービスを提供してきたが、カーナビタイムは、これら携帯電話向けサービスをベースにしつつ車載専用端末として最適化を図った通信ナビ。auの通信ネットワークを利用するアライアンス型サービス「Link→au」の第一弾という、エポックメイキングな端末でもある。

リアルタイムに情報を更新できるため、地図データ(年3回更新)やクチコミ情報、ガソリンスタンド価格検索や駐車場の満空情報、グルメクーポンも入手できる。また、オンデマンドVICSや渋滞予測、プローブ交通情報も利用できることも特徴だ。

ナビ本体はオープン価格の設定だが、専売ショップの販売価格は4万3800円。国内家電ブランドのPND売れ筋モデルよりも若干安めのプライスタグを付けつつ、通信料はどんなに使っても月額525円の定額(2年契約の場合)に抑えることでコストパフォーマンスを訴求する。通信し放題で525円という驚異的な価格は、先ほど挙げた通信ナビの普及を妨げる“2大ネック”のうちの月額料金の問題をクリアしたといえるだろう。

◆圏外でも利用は可能、PC/ケータイ連携でさらに便利に

端末内には8GB容量のSSDが搭載されており、地図データと最低限のデータベースは有している。通信圏外であっても目的地の検索やルート設定は可能。万が一、案内中に圏外になってしまっても、ナビゲーションが止まることはない。また、ジャイロ・加速度センサーを搭載し精度の高いナビゲーションを実現していることも、一般的なケータイナビとは大きな差をつけるポイントだ。

さらにカーナビタイムは、携帯電話やPC向けに提供している「ナビタイム」や「EZナビウォーク」、「EZ助手席ナビ」と組み合わせることで、さらに便利に使えるようになる。携帯電話で検索した目的地をそのままカーナビタイムに転送できる。

ケータイ/PCのサービスを使って地点検索を行うと、検索結果を表示した画面に「CAR NAVITIMEに転送する」という項目が表示されるようになった。これを選択すると予めID登録をしたカーナビタイムへ地点の送信ができる。

PCの場合には検索したルートそのものを転送することができる。経由地を多く設定する場合には、ナビで設定するよりもPCで設定した方が手間も掛からない。また、携帯電話やPCで転送しなくとも、自分の検索履歴はそのまま使えるようにもなっている。携帯電話で調べたものをPCで、PCで調べたものを携帯電話で…というのがナビタイムの利点でもあったが、今後はこれにカーナビタイムも加わる。

◆スポット情報と地図の鮮度でスタンドアローンナビと差をつける

そして極めつけは通信機能を利用した最新の地図データとスポット情報だ。地図データは原則として年3回の更新。スポット情報についてはほぼ毎週のようにデータの更新をおこなっているので、ほぼ最新の情報が手に入る。グルメや観光地など、口コミ情報も含めた検索が可能で、グルメの場合は5つ星評価の点数絞り込みや、「デート」「宴会」などの目的・用途別絞り込みも可能。またNAVITIMEの検索ランキングや旬の観光スポットを取り上げる「おすすめ特集」などもユニークかつ便利なコンテンツだ。さらにガソリンスタンド検索は、価格情報も合わせて入手できる。

渋滞情報については、通信ナビではお馴染みの機能でもあるオンデマンドVICSに加えて、取締情報、統計情報を利用した渋滞予測、そしてプローブ交通情報にも対応している。

また、「マイカーマネージャー」は、ドライブサポーターにもあったマイカー管理サービス。燃費記録だけでなく、日記、オイルやタイヤなどの消耗品の交換チェック、保険や車検などの更新確認など愛車のメインテナンス記録簿としても利用範囲が広い。

カーナビタイムは「ドライバーが操作できない」「画面が小さい」「電波圏外で利用できない」といったケータイ電話のネガと、「VICSが利用できない」「スポット情報や地図の更新が割高」というPNDのネガの双方を潰した画期的なポータブルナビと言えるだろう。次回は、購入から契約までの流れと、筐体デザインや基本ユーザーインターフェースについて紹介しよう。

《北島友和》

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