米グーグルのエリック・シュミットCEOは9月29日、サンフランシスコで開催したイベントで講演し、「車は自動運転が望ましい」とする自らの考えを明らかにした。
この講演は、IT関連ブログを運営するテッククランチが行ったイベントで実現したもの。シュミットCEOは、コンピューターの新たな利用方法や、新しい検索エンジンのあり方について、私見を述べた。
その講演で飛び出したのが、冒頭の発言。シュミットCEOは、「人は車の運転をしないで、コンピューターに任せたほうがいい」と、自動運転が望ましいとの考えを示した。
同CEOはその理由として、人間が運転ミスを犯す場合が多いことを挙げ、「コンピューターが発明される前に車が存在していたなんて、バグみたいなもの」と語った。
確かに自動運転なら、運転ミスによる事故のリスクは減らせるかもしれない。しかし、ドライブする行為自体を楽しむ人が多いのも事実。グーグルCEOの発言は、車の自動運転技術の開発が進行している中で、注目できるものといえそうだ。