ランボルギーニは29日、パリモーターショー開幕前のプレスイベントにおいて、『シックスス・エレメント・コンセプト』(イタリア表記:SESTO ELEMENTO)を披露した。
このコンセプトカーは、ランボルギーニが研究開発中の次世代カーボンファイバーを導入し、驚異的な軽さを実現しているのが特徴。このカーボンはモノコックセルをはじめ、フロントフレーム、ボディパネル、サスペンション、ホイール、ドライブシャフトなどに採用。エンジンを載せた状態でも、ウェイトは、1tを切る999kgしかない。
この軽量ボディに、最大出力570psを発生する『ガヤルドLP570‐4スーパーレジェーラ』用の5.2リットルV10を組み合わせ、4輪を駆動。パワーウェイトレシオは、1.75kg/psを実現する。
パフォーマンスは凄まじく、0-100km/h加速はわずか2.5秒。最高速は300km/hオーバーに到達する。同社のステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOは、「将来の新商品のすべてに、このコンセプトカーの考えが反映される」と述べた。
『ガヤルド』の軽量仕様、「LP570-4スーパーレジェーラ」でさえ、重量が1340kgあることを考慮すると、999kgというのは桁違いの軽さといえそうだ。