クライスラーグループが、9速ATの市販車への搭載を計画していることが明らかになった。
米国自動車メディア『オートウィーク』が16日に報じたところによると、クライスラーグループは14日、米国で世界の販売店関係者を集めたミーティングを開催。その席で、同社のセルジオ・マルキオンネCEOは、「9速ATを、2012年以降に導入する」と宣言したという。
この9速ATは、FF車との組み合わせを想定。クライスラーグループは2012年、FR車用の8速ATを実用化する計画で、9速ATはこれに続くものとなる。
現在、世界の自動車ブランドでは、レクサス、BMW、アウディが8速ATを実用化。メルセデスベンツも9速ATを開発中と噂されており、ATの多段化がどこまで進むか、注目される。