電子情報技術産業協会が発表した6月の移動電話国内出荷台数は前年同月比5.4%減の375万1000台と3か月ぶりにマイナスとなった。
新型スマートフォンの投入で携帯電話市場は、回復しているものの、景気動向の不安定さから個人消費が一進一退の状況であるため、本格回復には時間がかかりそうだ。
6月の内訳は、携帯電話が同5.2%減の366万9000台と3か月ぶりにマイナスとなった。出荷台数は2か月連続で300万台を超えたものの、新型機種が投入された需要期としては低い水準。携帯電話のうち、ワンセグ対応製品は同13.8%減の287万6000台にとどまった。ワンセグ搭載率は78.4%となった。ワンセグを搭載していないソフトバンクの『iPhone4』の出荷台数が多かったためと見られる。
PHSは8万2000台で、同14.5%減と3か月ぶりにマイナスとなった。