英国ジャガーカーズは15日、米国で開幕した「第60回ペブルビーチ・コンクールデレガンス」において、『XJ75プラチナコンセプト』を公開した。
同車は、ジャガーの創業75周年を記念して製作されたワンオフのコンセプトモデル。最上級サルーン、『XJ』の現行モデルとしては、初のスペシャルモデルとなる。
ベースグレードは、シリーズの頂点に位置する「XJLスーパーチャージド」。直噴5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャーは、米国仕様の場合、最大出力470ps、最大トルク58.6kgmを発生する。
外観は、サテンマットパールホワイトと呼ばれる特別な白で塗装。クロームのアクセントは、ダーククロームとグロスブラックに置き換えられた。前後のアンダースカートとサイドシルも追加。足元は22インチの光沢アルミホイールで引き締められた。
特別なホワイトボディに合わせて、インテリアもコーディネート。グロスパールホワイトが空調回りにあしらわれ、シートや天井はダイヤモンドステッチ加工を施したスウェードで仕上げられる。インパネ中央には、ブレモント製の高級時計をレイアウトしている。
XJ75プラチナコンセプトは、近い将来、限定発売される見込み。ジャガーカーズのマイク・オドリスコル常務は「このXJは、個性的な1台を求める顧客のニーズに応えるモデル」と、その狙いを語っている。