メルセデス SLS AMG レース仕様、受注開始…4350万円

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3
  • SLS AMG GT3

ダイムラーは11日、メルセデスベンツ『SLS AMG』のレース専用車、『SLS AMG GT3』のオーダー受け付けを開始すると発表した。ドイツでの価格は、39万7460ユーロ(約4350万円)だ。

SLS AMG GT3は、今年3月のニューヨークモーターショーで初公開。SLS AMGをベースに、FIA(国際自動車連盟)のGT3レギュレーションを満たすレーシングカーとして開発された。

外観は、エアロダイナミクスを追求した改良を実施。専用フロントバンパー&ボンネット、前後のワイドフェンダー、ディフューザー、角度調整式大型リアウィングを採用し、サイドスカートにはリアブレーキ用のクーリングダクト、サイドホイールアーチにはエアヴェントが追加された。サイド&リアウィンドウはポリカーボネート化するなど、徹底した軽量化にも取り組む。

ダブルウイッシュボーン方式のサスペンションは、減衰力、車高、スタビライザー、キャンバー角などを、サーキットの特性に合わせて、細かく設定可能。コンポジットスチール製ブレーキとレーシングABSも装備される。ラック&ピニオン式のステアリングは、ダイレクトレシオ化が図られ、さらに車速感応タイプとして、正確なハンドリングを追求した。

インテリアは、非常にスパルタン。スチール製ロールケージ、レーシングバケットシート、6点式シートベルト、オープントップ型レーシングステアリングホイールと、レースに必要なアイテムのみの空間だ。センターディスプレイには、速度、エンジン回転数、ラップタイム、ギアなどの各種情報を集中表示。センターコンソールには、エンジンスターター、トラクションコントロール、リバースギア、消火システム、ブレーキバランスなどの各種スイッチが配置される。

ドライサンプオイル潤滑システムを採用するM159型6208cc・V型8気筒エンジンは、市販モデルと基本的に共通。市販版は、最大出力 571ps/6800rpm、最大トルク66.3kgm/4750rpmを発生する。トランスミッションは、レース用のパドルシフト付き6速シーケンシャルに変更された。

SLS AMG GT3は、11日からメルセデスベンツAMGでオーダー受け付けを開始。左ハンドルのみが設定され、ドイツでの価格は19%の付加価値税込みで、39万7460ユーロ(約4350万円)だ。納車はFIAのホモロゲーション取得が完了する2011年2月以降を予定している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集