[JAF 災害想定訓練]車両撤去は円滑に進む

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7月29日
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7月29日にJAFが行った「災害発生時を想定した放置車両の撤去訓練」は、立ち往生した車両の配置を変えて2回実施されている。想定された現場は2回とも「多摩市永山3丁目21番地付近の都道」で、いずれも「事故車両が車線を塞いだ」というケースだった。

1回目の訓練は「地震発生によって運転操作を誤ったトラックが、前方で減速を開始していた乗用車に追突。乗用車は押された弾みで横転し、片側2車線のうち1車線を塞いだ」という設定で行われた。

市内の状況をパトロールしていた白バイ隊員は、横転車両が道を塞いでいることや、車内に運転者が取り残されていることを確認し、現場を管轄する警視庁・多摩中央署にこれを連絡。同署は機動救助隊に出動を要請するとともに、JAFロードサービスに対して車両撤去の協力も求めた。

出動したロードサービス隊は、横転したクルマがさらに倒れないように固定措置を取り、それが終了すると機動救助隊員が車内に進入。意識を失ったままの運転者を防護するとともに、車外の隊員はフロントガラスの撤去と屋根の除去作業を開始する。

それらが終了し、運転者を車外に搬出するとJAFによる車両撤去が始まる。2台の作業車で連携しながら、そのうち1台のクレーンを使って慎重に横転状態から復帰させていく。復帰させてしまえばあとは通常の故障車移動と同じだ。あっという間にレッカー移動となる。

救助開始から撤去終了までは30分ほど。リアルステージでは車両の損壊状況がひどかったり、作業車両自体の通行確保が難しい等の問題が生じる可能性はあるが、一通りの手順としては今回の訓練と同程度の時間で完了するという。

《石田真一》

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