元GMエンジニアを起訴…ハイブリッド技術の中国売却を画策

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2モードハイブリッド(イメージ)
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米国デトロイト検察当局は22日、元GMエンジニアとその妻を、GMのハイブリッド技術に関する企業秘密を不正に社外へ持ち出し、中国メーカーに売却しようとしていた罪で、連邦裁判所に起訴した。

起訴されたのは、元GMエンジニアのShanshan Du(51歳)とその妻、Yu Qin(49歳)。検察当局によると、Shanshan Duは2003~06年の4年間、ハイブリッド開発部門のエンジニアとして、GMに勤務。2006年5月、GMの新しいハイブリッド技術に関する企業秘密を不正にコピーし、社外に持ち出したというのだ。

Shanshan DuはGMを退職した後、妻のYu Qinと共同でミレニアム・テクノロジー・インターナショナル社を設立。同社を通じて、中国の奇瑞汽車と接触し、GMのハイブリッド技術を売却しようとしていたという。しかし、奇瑞汽車との交渉がまとまる前に、2人はFBIによって逮捕された。

GMによると、2人が売却しようとしていたハイブリッド技術の価値は、4000万ドル(約35億円)に相当するとのこと。2人には、最大で20年の懲役刑が課せられる可能性がある。

《森脇稔》

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